稼頭央「切り替えやすい」/Wシリーズ

- ワールドシリーズ開幕戦のオープニングセレモニー(撮影・宇治久裕)
<Wシリーズ:レッドソックス13-1ロッキーズ>◇第1戦◇24日(日本時間25日)◇フェンウェイパーク
【ボストン(米マサチューセッツ州)24日(日本時間25日)】ロッキーズがポストシーズン8戦目にして初黒星を喫し、連勝は7でストップした。打線が相手先発ベケットに1点に抑えられ、エースのフランシスは4回6失点と持ち味を出せず大敗した。「2番二塁」でスタメン出場した松井稼頭央内野手(32)は4打数1安打と精彩を欠き、25日の第2戦での巻き返しを誓った。
松井の口から言い訳は一切出てこなかった。ナ・リーグ優勝を決めた15日のダイヤモンドバックス戦以来、中8日でのワールドシリーズ初戦。感覚の鈍りが敗因かという問いにハッキリと言った。
松井「今日はやっぱりベケットが良かった。93マイル(約150キロ)~95マイル(約153キロ)のカットボール、ツーシームで揺さぶってきましたから。8日間を理由にする必要はないんじゃないですか」。
松井自身、6回に真ん中から外角に逃げていくツーシームを一塁内野安打したものの、その他は凡退。初回は外角直球に空振り三振に倒れ、3回にはカット気味の内角直球を遊飛に倒れた。ベケットに完全に力負けした。
それでも、この1敗で揺るがない。試合前、ハードル監督が「一番いいのは試合をして勝つこと。次にいいのは試合ができることだな」と言ったように、ベケット相手に厳しい試合になることは想定内だった。大事なのは25日の第2戦以降だ。
松井「勝っても負けても、あと6戦。積極性だけは失いたくない。守りに入らず積極的に攻めていきたいです」。
大敗の中で一塁側へのファウルフライを、主砲の一塁ヘルトンを制して捕球するなど、集中力、積極性は途切れなかった。米FOXでのテレビ中継の紹介では、「Kaz Matsui」の文字の前に日の丸マークがつけられ、USAトゥデー紙には松井を取材する日本報道陣の写真が掲載された。全米があらためて日本最高の内野手の1人だということを思い出している。
松井「別に0-1でも1-13でも負けは負けだし、逆にこれくらい点差が離れてくれた方が気持ちも切り替えやすい」。
平然と答えるところに貫録、そして雪辱への思いが漂った。【千葉修宏】
[2007年10月26日9時23分 紙面から]
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