松坂5種類スパイクで足元OK
【カンザスシティー(米ミズーリ州)3日(日本時間4日)=山内崇章】レッドソックス松坂大輔投手(26)が5日(日本時間6日午前3時5分)のロイヤルズ戦でメジャーデビューする。最大の課題とする硬質で傾斜のきついマウンドに対応するため、5種類のスパイクを用意。この日は休日返上で敵地カウフマンスタジアムのマウンドで46球の投球練習を行いテストした。歴史的な1日の“リハーサル”を完了し、いよいよ怪物のメジャー伝説が始まる。
閑散としたカウフマンスタジアムの中心でで、松坂は丹念に足場を確かめていた。試合がなかったスタジアムでは関係者以外立ち入り禁止で、非公開でレ軍の休日練習が行われた。5日にメジャーデビュー戦を迎える松坂が、最終調整として初めて敵地のマウンドに立った。
フランコナ監督、ファレル投手コーチが見守る中、松坂がビジター用ユニホームで登場。肩の力を抜いた6、7分程度の力でスライダー、カーブ、チェンジアップも交えながら46球を投げた。練習を終えて球場外に姿を見せた松坂の表情は明るかった。
松坂「投げやすいマウンドでした。試合をイメージして投げました。それはいつも通りのことです」。
1年目をシーズンを乗り切るために、足元にこだわっていく。専属契約するナイキ社と昨年末から協議した末、5種類のスパイクを用意した。すでに3月のオープン戦でも実戦試用を行ったが、硬質で傾斜の急なメジャーのマウンドへの対応が最大の目的。同社関係者によると、西武時代の特徴と最も異なる点は、従来11本が主流だった歯の本数を最大で4本減らしたことだ。足元の衝撃を和らげるためだが、同時に足場の安定性も追求した。
さらに中敷としてエアクッションを装着。西武時代には使用しなかった足首を包むハイカットも用意される。公式戦162試合のメジャーでは、松坂の先発登板は32、33試合が見込まれる。長丁場で故障を防ぐ目的があるが、今季レ軍が使用するのは17球場。5種類のスパイクはマウンドの特性に合わせて使い分けることになる。この日も投球練習では、5種類の中の本番用スパイクをテスト。違和感もなく、万全の態勢を整えた。いよいよ待望のメジャーデビュー。伝説スタートの足元は固まった。
[2007年4月5日9時13分 紙面から]
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