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松坂初フリー圧巻、44球で1安打

初めてフリー打撃に登板し、メジャー招待選手と対戦する松坂(撮影・下田雄一)
初めてフリー打撃に登板し、メジャー招待選手と対戦する松坂(撮影・下田雄一)

 【フォートマイヤーズ(米フロリダ州)24日(日本時間25日未明)=山内崇章】レッドソックス松坂大輔投手(26)が初のフリー打撃に登板した。ルイス・ヒメネス内野手(24)らキャンプ招待参加のマイナーの打者4人相手に44球を投げて、ヒット性の打球はわずか1本に抑えた。得意のスライダーに速球でグイグイと押し、計8度、空振りを奪う圧巻の内容だった。背番号「18」の上下白の公式戦ホーム用ユニホームで貫録の内容。これからの実戦登板へ上々の試運転だった。

 上々の試運転だった。快晴で気温約25度と最高のコンディションの中、松坂は正捕手バリテックとのコンビで、マイナーの打者相手に初のフリー打撃に登板した。この日は日米メディアの写真撮影日でキャンプ用ではなく、上下白の公式戦ホーム用のユニホームで練習。自然と気持ちも盛り上がり、実戦さながらの投球だった。

 まず最初の打者のスケールズは中飛、左飛と簡単に抑え貫録のスタート。周囲が一瞬、驚きの声をあげたのが、3人目のエルスベリーの2球目だった。得意の高速スライダーで空振りを奪った。2巡目のキャッシュには左翼への大飛球。計44球でヒット性の打球はわずか1本に抑え、マウンドからは笑顔で降りた。

 日米メディア、ファンの注目の的だったが、打撃ゲージそばではフランコナ監督が熱視線を送った。実は23日に風邪で39度の高熱で練習を欠席。万全の体調ではないようだが、松坂の視察にやってきた。デビュー戦へ向けて、準備は整ってきた。ファレル投手コーチが「シリング、ベケットの次に投げてもらう」とあらためて各主力のオープン戦登板日を明かした。松坂はまず3月2日のボストン・カレッジ戦に先発。中3日で1試合に投げ、あとは中4日の間隔で5試合に登板。オープン戦は計7試合に投げる予定で、4月5日の開幕3戦目のロイヤルズ戦でメジャーデビューする。

 オープン戦は本番を意識した先発ローテで、松坂はデビュー戦から逆算した日程で調整する。キャンプがスタートしてから、この日で1週間。ここまでブルペンで3度投球練習し、22日にはメジャーでは異例の107球を投げ込んだ。日本流のマイペース調整で「肩も下半身も張りはない」と仕上がりも順調だ。「滑りやすい」メジャー球も米国製のロージン、汗やツバ、土をつける方法で対応できるようになった。

 精神面でも環境になれて落ち着いてきた。フロリダ入りした際には「まずは顔と名前が一致するようにしなければ」と気にしていたが、初対面した主砲オルティスと談笑するなど溶け込んでいる。すべてが順調すぎるほど順調で、「ある程度実戦に向けて、どこに投げれば抑えるのか、打たれるのか、試していきたいです」とこれからは実戦モードに突入する。それに合わせて、松坂の調整ピッチもあがっていく。

[2007年2月25日9時19分 紙面から]


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