松坂メジャーの肉体に絞り込んだ!

- 額に汗をかきながら報道陣の質問に応じる松坂(撮影・下田雄一)
【タンパ(米フロリダ州)12日(日本時間13日)=四竈衛、山内崇章】レッドソックス松坂大輔投手(26)が、万全の仕上がりでキャンプ地のフォートマイヤーズに入った。自主トレ先のロサンゼルスから5時間のフライトでタンパ空港に到着した松坂の体は、見るからに絞り込まれていた。約1カ月間、ランニング、水泳、筋力トレで鍛え上げ、松坂自身も体調、肩の仕上がりが良好な状態であることを強調した。新人には異例となる独自調整も首脳陣から許可された。
タンパ空港の到着ロビーを早い足取りで歩く松坂の表情は、自信と希望に満ちていた。集まった報道陣約100人を前に、背筋をピン伸ばして堂々と受け答えした。浅黒く日焼けした肌、引き締まったほおが、見るからに絞り込まれたボディーが、丸1カ月の自主トレで得られた成果を物語っていた。
松坂 「早く球団の施設に行くのが今の楽しみです。キャンプインまで時間があるので、それほど緊張はしてませんが早くチームメートにも会いたいですね」。
第一声は上ずっていた。6日後に控えた初のメジャーキャンプ。その日を待ちわびる少年のような屈託のない笑みがこぼれた。
ロサンゼルスでは充実した練習量をこなした。あこがれの舞台へと向かう道程に妥協を許さなかった。午前9時すぎからランニング、筋力トレにたっぷりと2時間を充てた。その後は遠投を多めに取り入れた投げ込み。午後からは水泳で上半身と下半身をバランスよく強化。眠っていた筋力を呼び覚まし、絞り込まれた体は、キャンプ初日からブルペン入りできる状態まで仕上がった。
自主トレ中のブルペン入りは2度に制限したが、平たんな足場でボールの回転を高めてきた。変化球も随時投げ込み、肩を仕上げた。
松坂 「(キャンプでは)ある程度、日本と同じようにやっていけると思います。日本での2月18日はもうだいぶ投げているはずで、そのペースは変わっていません。(2月上旬の)2回目のブルペンではバランスよく投げられて、球もそれなりに良かったので肩自体は順調です。フリー打撃? そこで投げられるだけのものはできています」。
1月下旬にロスを訪問したファレル投手コーチからは、異例のキャンプ中の独自調整も許可された。西武時代の2月には例年2000球前後を投げ込んだ松坂に、特別には球数制限を強制しない方針だ。
メジャーでは「肩は消耗品」との考えから通常の全体練習では、1日のブルペンでの投球練習は7~10分間の時間で区切る。だが、松坂の要望によっては自己流の調整時間も設けられる。
この日、ロスから空路5時間、2時間半の陸路でフォートマイヤーズ入りした松坂だが、翌日にはキャンプ地の施設見学を兼ねた練習も行う予定だ。夢舞台へと突き進む松坂の眼前を遮るものは見当たらない。
[2007年2月14日9時20分 紙面から]
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