ヒストリー:松坂大輔が3試合連続の完投で初優
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1997年11月20日
◇19日◇神宮◇大学、高校の部=決勝
初出場の横浜(神奈川代表)が、来年のドラフトの目玉、松坂大輔投手(2年)の3試合連続完投で初優勝を飾った。
大学の部は近大が日本ハムのドラフト1位、エース清水章夫投手(4年=大阪)の2安打完封勝利で史上初の5冠(関西学生春・秋リーグ戦、全日本大学野球選手権、アマ野球王座決定戦、明治神宮大会)を達成した。
3連投の疲れを全く感じさせない松坂の投球が、神宮制覇の原動力となった。「終盤に体力を残すために打たせてとる投球を心掛けた」という内容は、前日まで2試合連続2ケタ三振を奪った力の投球とは対照的だった。それでも140キロ近い伸びのある速球に、沖縄水産各打者のバットは空を切った。「一応全国レベル(の優勝)ということですが、あまり実感がわかなかった」と淡々とした表情だった。
夏の神奈川県大会準決勝では、自らの暴投で横浜商にサヨナラ負けを喫した。あこがれの甲子園出場をつかむために、連日150球の投げ込みと約6キロの走り込みを欠かさなかった。渡辺元智監督(53)は「夏の厳しさを味わったことが生かされている」と、松坂の成長に手ごたえをつかんだ。
ネット裏で松坂に熱視線を送った横浜稲川スカウトも「腕の振りが素晴らしい。来年が楽しみだね」と絶賛した。だが松坂は「まだまだ力不足です。下半身が弱いので今オフは徹底的に走り込みます」。早くもその目は来春センバツへ向いていた。

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