松坂2年連続15勝で野茂抜く2年目30勝

- 4回裏オリオールズ1死満塁、ピンチで三振に仕留めグラブをたたく松坂
<オリオールズ2-7レッドソックス>◇19日(日本時間20日)◇オリオールパーク
【ボルティモア(米メリーランド州)=四竈衛】レッドソックス松坂大輔投手(27)が2年連続で15勝目(2敗)を挙げた。オリオールズ戦に先発し、5回6安打2失点6奪三振5四球。制球に苦しんで毎回走者を許す展開だったが、打線の援護もあり、辛くも白星を手にした。松坂はメジャー2年目で通算30勝目。野茂英雄氏(元ドジャース)の29勝(13勝、16勝)を上回った。
シャワーを浴び着替えをすませた松坂は、気持ちの整理を終えていた。5回6安打2失点。白星を手にしても、常に走者を背負う苦しい展開に、納得できるはずはなかった。「見ての通り。バタバタ、フラフラしながら5回を投げたという感じです」。序盤から球数を要し、5回までに105球。交代の打診に、うなずくしかなかった。
15のアウトを取るのに打者26人。毎回の5四球が重かった。それでも、松坂は強気に言った。「最終的にホームへかえさなければいい。それは昨年から思っていることです」。塁上をにぎわせても得点を防げばいい。実際、今季は14回の満塁機を無安打。粘り強さで昨季に並ぶ15勝目へつなげた。「15は毎年平均的に勝ちたいと思ってきましたから」。一流としての数字にも淡々と言った。
その一方で、会見後はいつものように屈託なくジョークを飛ばした。この日の球審は、06年WBCで誤審問題を起こしたボブ・デービッドソン。「僕が覚えてる唯一の人。顔を見なきゃ良かったです」。微妙なコースをボールと判定される場面もあり、苦笑交じりに振り返った。
この日で規定投球回数にも達し、勝利数、防御率とタイトル争いにも加わってきた。その一方で、先発陣の一角ベケットが右腕痛で次回登板を回避。首脳陣は今後、松坂と左腕レスターを中4日でフル回転で起用する方針を固めた。「1試合1試合に対して、今まで以上に気をつけて備えたい。最後にいい形で終わりたいし、悔いのないように1日を大事にしたいです」。連覇を狙うレ軍の大黒柱として、1年目と同じ数字で満足するつもりはない。
[2008年8月21日9時13分 紙面から]
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