このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 松坂大輔 > ニュース

松坂無傷の6連勝ア・リーグトップタイ

3回裏ツインズ無死、松坂はテークバックの際、ボールがすっぽ抜ける
3回裏ツインズ無死、松坂はテークバックの際、ボールがすっぽ抜ける

<ツインズ2-5レッドソックス>◇10日(日本時間11日)◇メトロドーム

 【ミネアポリス(米ミネソタ州)10日(日本時間11日)=山内崇章】レッドソックス松坂大輔投手(27)が開幕から無傷の6連勝を飾った。ツインズ戦で今季8度目の先発登板し7回6安打2失点、7奪三振と好投。ア・リーグトップタイの6勝目を挙げた。8回は岡島秀樹投手(32)が3者凡退で日本人2投手による勝利リレーも実現。これで先発した公式戦の「不敗神話」は昨年9月22日のデビルレイズ(現レイズ)戦から10まで伸びた。

 顔色を変えず、淡々と打者と向き合う姿とは裏腹に、松坂の心中は穏やかではなかった。危機感を覚えていた。「今日は自分の投げるボールが最後まで不安定でした」。1回こそ2者連続三振でスタートしたが、2回には四球と連打で2死満塁のピンチを招いた。1番ゴメスに押し出し四球で1点を失った。直球が引っ掛かる感触をぬぐえなかった。

 投げながら修正を試みた。3回以降は大胆にフォームを調整した。右足にタメをつくる目的で左足を上げる時間を意図的に長く取った。スライダーの精度がこの試合の生命線だと判断した。最も信頼できる球種を、カウント球と勝負球の区別をつけず果敢に用いた。

 松坂 勝ったから言えることでもありますが、悪いなりに投げられました。1点目の取られ方は最悪でしたが、すっきり切り替えて、次の打者を抑えることに集中しました。スライダーが1つの軸になりました。

 直球は90マイル(約145キロ)前後だったが、ひじを上げて腕を振った。7回1死、ゴメスから奪った7個目の三振は、完全なボール球を振らせた。捕手バリテックが外角低めに体を折ってミットを伸ばすほど大きな曲線を描いたスライダーが決まった。

 登板した試合で、レ軍は負けていない。開幕から黒星なしの6連勝で、ヤンキース王らア・リーグ5投手に並ぶハーラートップの6勝目。だが、最も喜ばしい数字は、自分の登板日にチームが今季8連勝していること。「自分の成績より、チームが勝っていればいい」。連勝は昨年公式戦のラスト2試合から続いており、2年越しで10戦全勝となった。

 風邪の症状は治りきってない。まだ鼻声だ。先月下旬から半月以上、体調不完全のままマウンドに上がっている。現在はデトロイト、ミネソタ、ボルティモアと続く敵地10連戦の長期遠征中。移動の機内では、水の入ったスプレーを自分の周囲にまいて湿度を調整。ホテルでの起床時、外出先から帰った際には、うがいも欠かさず行っている。

 徹底した体調管理もあり、投げるたびに白星は積み重なる。防御率は2・45。結果だけを見れば、申し分ない。それでも、体調もボールもいまひとつ満足しきれない。勝っている背景には、自分を知り、危機管理の引き出しを多く備えているからだ。

[2008年5月12日8時50分 紙面から]


最新ニュース

RSS



このページの先頭へ